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森林セラピーと森の香り



多くの方が森の中に入いった瞬間感じるのは匂いの違いです。空気の質というか空気感からして下界とは違うって感想を言われます。

森林セラピーで最も重要視されている森の香り、、、

気分を落ち着かせたり、懐かしい幼少期を思い出したり、滅入っていた気持ちにやる気を起こさせたりと様々な効果がみれます。

匂い香りの感覚は脳に直結してて体や気分に一瞬にして反応を引き起こします。

なので森林セラピーでもこの森の香りは最も大切にする五感を刺激する要素になっています。

都市生活での張り詰めた感覚を優しく癒してくれる森の香りの正体は、フィトンチッド。


ロシア科学者B.P.トーキン博士が名付けたフィトンチッドはロシア語でフィトン(植物)チッド(殺す)という意味がありちょっと怖そうですが植物が自身の身を守るために葉っぱや樹皮から出している物質で、抗菌や殺虫の効果があります。

樹木によって出す成分は違ってますが、広葉樹より針葉樹の方が化学物質の排出量は多いと分析されてます。

フィトンチッドがもたらす効果を端的にまとめてみると

1、ストレスを減らす効果

2、免疫力アップ効果

3、防虫、抗菌、消臭効果


最近の研究では、スギの香り成分フェルギノールにはリラックス効果だけでなく強力な抗酸化作用があり、アルツハイマー病の原因であるアミロイドβにより酸化ストレスを抑制できることも確認されています。

またフィトンチッドはリラックスしてるときに現れるα波が増大し、自律神経のバランスをとり、人間の心を穏やかにする作用があります。

樹木の香りのするところで睡眠をとると疲労の回復が早いことも実証されています。


実際、森林セラピーのプログラムでも安息といって森の中でレジャーシートを敷いて寝てもらいますが、わずかな時間の中で寝てしまったという方の声もよく聞きます。


余談ですが、森の中での癒しには安心感も大切な要素です。

是非我々スタッフが見守っている森の中で、安心感とともに森の香りに包まれた安息を体感してみてください。


































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